ご訪問ありがとうございます。
一昨日、当社のドライバーが亡くなりました。
癌でした。
おばちゃんの私を「ARUちゃん!」と
いつも呼んでくれたドライバーさん。
「全身がんだから、いつ死んでもおかしくない」
なんて笑いながら話してたな。
でも元気そうだったので、
こころの準備が出来ていませんでした。
送迎車のなか
故郷の岩手のこと
自動車学校で教官をしていたこと
お孫さんにランドセルを買ったこと
ルームミラー越しにたくさん話したなぁ。
初めての利用者さんの家も
地図をみれば迷わず行けて、
方向音痴の私は、
ずいぶんと心強かったなぁ。
「白内障の手術をして、世界が明るく見える!」
少年のように目を輝かせながら話したのが
私とは最後でした。
介護業界はやはり死と向き合う機会が多いと思います。
何度経験しても慣れません。
それでも日々の仕事や生活の中で、
心の整理ができていく訳です。
心の整理をしていくうえで大切なのは、
最善の介護ができたという想い。
利用者さんにとって最善の介護は、
最終的には自分の為なのかもしれません。
今回の突然の別れで思い出しました。
介護の仕事だけじゃない、
私生活でも
その日一日
最善を尽くして過ごそうと決めていたことを。
伝えたい想いも、
後悔のないように伝えないとですね。
ありがとうございました
伝えたかったな。
ご冥福を心よりお祈り申し上げます。